全粒粉パンの快眠長寿効果

2025年2月13日

筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の機構長,柳沢正史教授は、2,023年に自然科学における国際的な学術賞「ブレークスルー賞」の生命科学部門を受賞され,ノーベル賞候補にも挙がっています。つい最近もNHKのEテレ番組「NHK AKADEMIA」で2週に亘り睡眠科学について分かりやすくご講演をされました。今まさに”時の人”,つくば市民の誇りです。

 

2月11日の読売新聞朝刊では,食事内容と快眠長寿の関係の研究結果が紹介されていました。要約しますと、たんぱく質や食物繊維を多く摂取されるグループは快眠が得やすいこと,脂質については魚や大豆に多く含まれる「多価不飽和脂肪酸」が快眠に有効で、オリーブオイルなどに多い「一価不飽和脂肪酸」は寝付きが悪く中途覚醒も長かったと紹介されています。

 

食物繊維は快眠効果だけでなく、腸内細菌叢の育成による食後血糖上昇抑制効果も謳われています。アンリエットでは積極的に食物繊維の豊富な”ブラウンブレッド”を研究開発し、商品化しています。例えば、マイルド低糖質パン,全粒粉100%羅漢果パン,もち大麦と全粒粉の混合パン,3種の全粒穀物パン(スペルト小麦,ライ麦,小麦)これらは、たくさんの水溶性/不溶性食物繊維を含んでいながら,ソフトで食べやすいパンに仕上げていますので、ご賞味頂ければと思います。

 

「ブレークスルー賞」とは?

「自然科学における国際的な学術賞「ブレークスルー賞」が9月22日に発表され、2023年生命科学部門の受賞者として、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)機構長の柳沢正史教授が選ばれました。柳沢教授は、新規生理活性ペプチド「オレキシン」を発見し、過眠症「ナルコレプシー」の病態を解明しました。さらにそれが過眠症と不眠症の治療薬に結び付いた実績が評価され、米スタンフォード大学のEmmanuel Mignot博士とともに今回の受賞となりました。ブレークスルー賞は米グーグルの創業者らが2012年創設し、基礎物理学、生命科学、数学部門で毎年、受賞者を選定。生命科学部門は、難病治療などで功績の大きい研究者に贈られます。同部門で日本人の受賞は、ノーベル賞を受けた山中伸弥氏や大隅良典氏、米ラスカー医学賞を受けた森和俊氏に続いて4人目です。」

 

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