サンドイッチ用食パン
最近、テレビやグルメ雑誌などメディアのパン情報の発信内容は、『高級生食パン』から『カラフルなサンドイッチ』へと大きく舵を切っています。挟む具材は、イチゴやキウィなどのフルーツ,レタスやきゅうりなどの野菜,ハムや卵,ツナ,チーズなどさまざまです。『高級生食パン』で使われている原材料はマーガリンやバター,生クリームなどいずれも高カロリー・高脂質ということを考えると、サンドイッチに挟む具材をじょうずに選べば『ヘルシーなサンドイッチ』に生まれ変わりますので、アンリエットとしても応援したいブームです。
ただ出来合いの『カラフルなサンドイッチ』は少し高いようにも感じています。それよりもサンドイッチ用の食パンとお好きな具材を買って、ご自宅でお子様らと一緒に遊び心で作れば、安くて、安心・安全・清潔な・納得のいくサンドイッチが作れるのではないでしょうか。具材は何でも良い。前日に卵焼きを作っておく,前日のポテトサラダやツナサラダを少し残しておく,もっと簡単にツナ缶を開けて、マヨネーズと一緒に和えておく,ちょっとしたアイデァでいろいろな食材を利用できます。本コラムの最後に貼り付けている新聞の切り抜き記事も参考にしてください。
ここでちょっと大事なのが、サンドイッチに使う食パンです。まず最初にパンの厚さについて,2通りあるようです。いわゆる5枚切りや6枚切りと称する普通の厚さのパンと8枚切りや10枚切りと称する薄い厚さのパン。普通の厚さのパンを使うとボリュームたっぷりでダイナミックですが、食べることのできる種類は限られます。お子様などは1種類でもう満腹状態。サンドイッチ専用の薄いパンでしたら3~4種類の具材を楽しめます。
皆さんはどこでサンドイッチ用のパンを買っていますか?スーパーやコンビニではあまり見かけないようですが・・・・・。街のパン屋さんで買っていますか?選び方のポイントをお教えします。まずサンドイッチに用スライスしている食パンを1枚,オーブントースターで焼いてみてください。反ってしまうような食パンはサンドイッチに向いていないように思います。パン生地の水分率が高いため、焼いている途中から水分が抜けていき反ります。焼かない派もいらっしゃいます。我が家は焼く派です。妻曰く”少し焼くと水分が抜けてカリっとして美味しくなる。”
まずは自分が納得いく食パン,トースターで温めても反らない,食パンだけを食べてもおいしい,あまり甘くない,そんなパンを選んで頂きたいと思います。アンリエットでは4種類の定番の食パンを出しています。大麦粉を使った大麦食パン,話題の水溶性食物繊維イヌリンを使った角食パン,全粒粉20%のパンドール(金のパンの意味),羅漢果全粒粉100%ローフ(小型山食)。さらに不定期ですが、2種類のヘルシー食パンを出しています(詳しくは店頭でご確認ください)。いずれも北海道産100%国産小麦粉,卵・乳製品は使わず,生地にしっとり感を出したい時に太白ごま油を使います。2日間をかけてパン生地をゆっくりと低温で長時間発酵させると、酵母菌がおいしいパン生地を作ってくれます。
<アンリエットのサンドイッチ用の食パンを試してみたいと思われるお客様へのお願い>
実はそれほど多くの量を焼くことができません。前週の木曜日午前中までに電話でのご予約をお願いします。予定数量に達しましたら、申し訳ありませんがご予約をお断りしております。