2年ぶりの大掃除

2018年9月13日

先週9/4~5にかけて、信頼しているお掃除専門会社「クリーンアシスト」さんに厨房~店舗~玄関~外回りの大掃除をしてもらいました。厨房内清掃は特に酵母発酵や安全衛生管理のために重要です。天井の梁にも登ってもらって2年間積もったホコリを落として貰いました。パンの細菌やカビはオーブン焼成段階で完全に死滅しますが、実は焼成後の冷却段階で空気中に浮遊している細菌やカビ類そして落下してくる細菌やカビ類が、パンの表面に付着して腐敗やカビ発生の原因となるのです。

 

このためアンリエットでは、10年前の開業当初からパンを1個づつ『個包装』で対応しています。さらに3年前の冬にパン陳列台の上で風邪をひかれているお客様が大きなくしゃみをされている状況を見て、『個包装+ガラス陳列棚を用いた対面販売』に切り替える決断をしました。基本的に無包装のパン(レジ台で袋詰めするパンも含めて)は、賞味期限は1日間しか保証されていません。ご購入後は、自己責任の下に冷蔵庫保管などで摂食時期を判断されていますが、衛生管理面から食中毒とならないように細心の注意を払って頂きたいと思います。

 

また気にかかることとして、道路~店舗玄関~売り場~厨房が土足でそのまま繋がっているパン屋さんを多く見かけます。アンリエットではこのことによって空気中に浮遊する細菌やカビ類の侵入をできるだけ防ぐことは難しいと考え、玄関から入ってすぐのところに『対面販売用パン陳列台』を設けました。お客様が4~5人程度しか入れない狭いスペースになってしまいましたが、より安心して、清潔なパンをお届けできるため躊躇はありませんでした。アンリエットの厨房~店舗内は全て一般家庭と同様に『内履き』です。掃除機によるお掃除も2~3回/日の頻度で行っています。

 

これでもまだ十分ではありませんが、できるだけ『安全・安心・清潔』なパンをお届けするようにこれからも努力していきたいと思います。たまにパンが売れ残ることもありますが、自分達で納得して作った安全・安心・清潔なパンですので、残ったパンは喜んで休日に家族で頂いています。

 

尚、ここで記載しているパンの衛生管理の考え方はアンリエットの個人的な感想・推測で、どのような衛生管理が必要かは食品衛生法や保健所の指導などに基づいて各店で判断されています。

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